牌効率について(リャンメントイツ)

私が大事なものを忘れてない限り今日で複合ターツ編もおしまい。

レティ忘れっぽいからなあ。

あたり前のことでも網羅的に書くのは難しいのよ。

そういえばまだ全体の進行の予定を話して無かったわね。

牌効率 ターツ編・複合ターツ編
牌効率 孤立牌編・メンツ編
牌効率 多メンチャン編・イーシャンテン
 ↓
手役各論
ドラとか
 ↓
守備とか
 ↓
リーチとかリーチ判断とか
 ↓
鳴きとか
 ↓
状況判断とか順位志向的な打ち方


こんな感じで。
牌効率の知識は、手役の難易度を理解するのに必要。
手役の知識は、ドラの強さを理解するのに必要。
牌効率や手役の知識は、相手の河から危険牌や安全牌を解読するのに必要。
牌の危険度や安全度の知識は、リーチ判断に必要。
リーチの強さと速さの感覚と守備の知識は、鳴きを考えるために必要。
そして最後に全部の知識をフルに生かして、順位戦の戦い方やその他全般を考えるわね。

風が吹けば桶…

全然違うわよ!超論理的じゃない!

いやいや、絶対何か忘れてて後で付け足すって。

そういわれると不安になってくるなあ。








さて最後に楽勝種目、リャンメントイツね。

ペンタートイツ、カンタートイツがあるから、リャンメントイツもあると思ってたよ。

ていうか他の話をしてたときにちらっとでてきたしね。
223、233、334、344、445、455の6種類(対称形いれると12種類)。
待ちはシャンポン部分も見込むと3種12枚。
だけどどれも1メンツを見るには強力すぎて、差がほぼ無いわ。
その場合しいてあげるなら赤受けの差で
334,344>455>445>233,223
とわずかな差はあるけどね。


リャンメントイツ最強ね!


リャンメンとリャンメントイツが残ったイーシャンテンは、
最強の完全イーシャンテンとも呼ばれるわね。
完全イーシャンテンというのはイーシャンテン時に余剰牌が存在しない形ね。
丁寧に表現すると、頭あり2メンツ2ターツ型のイーシャンテンの中でほぼ最強クラスのイーシャンテン

223678m23p23455sみたいな形ね。
受けは14m14p2m5sで6種20枚。
6順くらいあれば結構テンパれそうでしょ。


最強でもテンパイまで結構かかるんだね

そこははっきりいって運だのみね。

もっと広くて待ちのよいイーシャンテンは数あるけど、どれもつくりにくい。
でも、リャンメンとリャンメントイツの残ったイーシャンテンは、受けの広さの割りに作り安いのよ。
だから一つの理想的な形として、それを目指すのね。

できるだけリャンメン以上の良形が残るようにね。
どうするかはリャンメンターツのときに言った事を思い出してね。
近いうち話がひと段落ついたら、それぞれについて詳しく取り上げてみるかしら。

具体的に話してくれないとあれじゃよくわからないよ。






ではまた後ほど。
次にイーシャンテンとは逆に序盤のリャンメントイツについて見てみると、
リャンメントイツは特にいい形だから、
余裕で1メンツ作るのもいいけど、できればがんばって2メンツ欲しいじゃない?
そう考えると
223だけは1引いても4引いても浮くのは2だから、2メンツは厳しい。
233も4を引くと2メンツを見るのに最高だけど、1を引くと残るのはただの孤立した3ね。
334となると2を引くと最高だし、5を引いても3345になるから、孤立3よりいい働きをしてくれるね。
あとも334とほぼ同じ。


2メンツ欲しかったら
223>>>>>>>>>(越えられない壁)>>
>233>>>>>>455、445>334>344
334以降はどんぐりの背比べだけど、2メンツつくりたいときの赤5の受けやすさで一応不等号つけてみたわ。
223だけはっきり劣る。233は2メンツも作りやすい。他はさらにもうちょっと作りやすい。
と覚えておけば十分ね。(こんな差より河見たほうが影響おおきいと思うし)


所詮2は2なのね。


223の2と3〜7の孤立牌を比較すると、出来メンツが少ないときは2を先切りしたりも十分ある。
他のターツが弱すぎたら一部分だけ強くても仕方ないからね。
他の部分がそこそこ強かったら、223に手をつけず、3〜7の孤立牌を切る手もある。
もちろん食い仕掛けを考えてるときは223から簡単に2を切るようなことをしては絶対ダメよ。
愚形残っていて、ターツが不足してるなら、まぁ2切りもないことはないけど。




233の3と他の場所の3〜7の比較は、他の手牌によるわね。
2引きがダブルリャンメンになってやや微妙だけど、4引くと中ブクレになってほんとに強いから。
でも3〜7のリャンメンくっつき8枚逃すのも痛いし、1m引きなんてしっかりしたフォローがあるから、
リャンメン固定しちゃってもそんな悪くないと思うのよね。
私は平均的な雀士よりはリャンメン固定しちゃうほうかな。
そこらへんはセンスで。



334とかになってもやっぱり先打ちでリャンメン固定する選択もありうるわね。
これも他の手牌次第。



2メンツ欲しいときはもちろん、1メンツで十分なときも
リャンメントイツからトイツ部分を崩さずに持つことがあるわ。
イーシャンテン時に完全イーシャンテンになりやすいし受け入れもいいからね。





例えば223556m3467p2278s
こういう形はとりあえず2を切っておく手もあるし、34pと払っていく手もあるわね。


2を切ると、瞬間の受けは2枚広く、次に引いた有効牌とその時の河を見てどのターツを落とすか決められる。
自信のあるリャンメンを残しやすいね。そして3メンチャンの可能性が残る。ただ、イーシャンテン時に完全イーシャンテンになる可能性は少ない。

34pと払うと、瞬間の受け入れは2枚狭いけど、イーシャンテン時にざっと5/6以上は完全イーシャンテンになる。

状況次第で2s落としもあるわね。
瞬間的にはマックス。ただマンズのリャンメン引いてくると、余剰牌がでる。

これはどっちがいいか未だにもめるような問題ね。
河や受けのかぶりや手役や状況によって変わるから、メリットとデメリットを比較して、最後は感性ね!



あたいなら78s落しね!

ドラ関係無し状況無視だとその切り方はセンスがなさすぎる。





では次


23577m334788p789s
こういう形もよく見るけど、リャンメン以上の待ちが確定するときには、頭を確定しちゃって3トイツを持つのが有効ね。
3p打ちのほうが一瞬だけ2枚広いけど、
6m引きで235677m34788p123sとなって、7mか7pが余剰牌だし、
69p引きでも23577m347889p123sとなって、5mか8pが余剰牌。
現時点での2枚の受けより将来の4枚の受けをとって打5mが自然な打ち型ね。

いかにも頭で使いたいトイツは頭に固定しとくと大体広くなることが多いわね。

なるほど!





ではつぎ。
23577m335788p789s
さっきの牌姿のリャンメントイツがカンタートイツになった形がこれ。
完全イーシャンテンを目指す打5mという打ち方もあるけど、私は打8pが好みね。
後で必ずピンフの崩れる4枚受けと、今ピンフが必ず崩れる2枚受けを捨てて、
今ほぼ必ずピンフになる現在の4枚受けをとりたいわ。
どっち切ってもお互い手代わりがあるから、比較は難しいけど。
これは好みの問題かな。
とにかく先制とりたかったら5m、ピンフをつけたいなら8pね。


先制とりたいしピンフもつけたい!

…じゃあ場と勘で。







つぎね。
23378m23467p45s西西
こういうのもまだ意見が割れてるみたい。
現時点で受けが4枚多く、ピンフが確定する3mと、
2回に1回以上完全イーシャンテンとなる78mと。
私は場合によってどっちもやることがあるわね。
弱いリャンメンターツがあるならターツ落とし。
あとは自分で河に2mや5mが捨ててあるときは、
14m待ちが残っての打3mリーチがちょっと弱くなるから3m先打ちもいいかしら。

まあどっちでもいいわ。

じゃあ今の話は右の耳から左の耳までスルーしよう。

いや、それはちょっと…