牌効率について(ペンタートイツカンタートイツ)

さてターツ編は前回までで終わりね。
やったー!次のシリーズはなに?なに?
複合ターツ編よ。
あまり変わってないよ……
トイツとの複合ターツ・リャンカンで終わりだけど。多メンチャンはまたあとね。
なぜならアンコやシュンツとのつながりがでてくるから。
じゃあ今日のテーマ、トイツとの複合ターツについてはじめるわね。




まず今までのターツを大きく二つに分けると、どう分ける?
トイツとそれ以外?
うーん、そういうわけ方もあるけど。待ちの枚数で分けると?
わかった!リャンメンとそれ以外ね!
そうそう。リャンメンは待ちが2種8枚、それ以外は1種4枚ね。
おおー。大きく違いそうな気がする。
でも、今回はその越えられない壁をがんばって越えてみるわ。
すげえ!
とはいっても擬似的に、だけど。
その工夫の一つが愚形ターツとトイツの複合形ね。
リャンメンと、対称の形を除いて、愚形ターツとトイツとの複合形は、
112
122
133、244
113、224
335、553、446
以上の9種類ね。対称の形も数えると18種類。
おおい…
待ちは頭とのシャンポンも含めて全て3種8枚。
なんとリャンメンと同等ね!
おおーすげえ!
ただ、その受けのパンプアップもテンパイになると普通の愚形になっちゃうし、
シャンポンが前提だから、さらに新しいトイツは持ちづらい。
そして、リャンメンは牌を2枚しか使わないけど、複合ターツは牌を3枚以上使う。
ということは浮き牌や安全牌などを1枚分持てなくなっちゃうのね。
デメリットもでかいなあ。
でもいったんメンツとなってしまえば、そのデメリットもなくなるわ。
どのみち全ターツが埋まらないとあがれないんだから、ネックとなってる部分を真っ先に改善するべきでしょ。
で、一個愚形が解消されたら次の愚形の解消と、どんどん連続的にフォローしていく。
よくわかんないけどなんとなくわかる。



ではペンタートイツ、カンタートイツについて個別に見ていきましょ。
カンチャンが4種類だけど、ほぼ外カンチャン内カンチャンの区別だけだったように、ペンタートイツとカンタートイツの実質的な種類もあまり無いのよ。ざっと5グループだと思うけど、最初のグループと次のグループは一緒でもそれほど外れてないかもしれない。
ペンチャンとカンチャンは合わせて実質3種類だけだったね。
うんうん。トイツ複合愚形ターツについては↓
まず112。これは12のペンチャンよりかなり固まっている形ね。
これがリャンメンになるには、2引き打1(122)、4引き打1(224)、で最後に5を引いてこないといけない。
3ステップだからほとんど手代わりしないと思ってもいいわ。
なかなかリャンメンにならないんだね。じゃあなるべく払わないとね。
いいえ、逆よ。35とかはわりとすぐリャンメンになったりメンツになったり、とりあえずリャンカンに収まってくれたりするわ。でも12なんて放置しといてもなかなか収まりが悪いじゃない。こういう一番悪い愚形こそペンタートイツ(112)で持って、頭と合わせてメンツと雀頭を見込むの。だから3トイツができてもこういう固まった部分にはなるべく手をつけたくないわね。まぁ頭に固定しちゃう手はあるけど。
ふーん。でもその部分が入らなかったらおしまいなんじゃ……
そしたらしぶしぶそこの愚形待ちで勝負ね。テンパイ時に待ちの選択ができるだけ他の愚形ターツよりいいと思わないと。
麻雀なんて2種8枚待ちを作るのさえしんどいんだから、その8枚待ちが引けなかったのならついてなかったと思って諦めるしかないわ。
ままならないねえ。
全く。
で、次は122ね。4は受けられるから45と来たらリャンメン+頭が作れるわね。それにタンヤオになるかもしれない。
112よりよくなったね。
タンヤオというオプションがあるだけ、112より頭に固定する機会が多くなるわね。
ペンチャンのときにやったように、1を切って3が来ても持ってることが出来る。
リャンメントイツになったら相当メンツになりやすいし、いざとなったらシャンポン受けで攻められるからね。
12枚待てる…一時的にサンメンチャン相当か。
で、これからはまとめて。
まず、133、244の外カンチャン内トイツの形。
これはトイツ部分の内側にくっつくとリャンメントイツができる。
133は2引きでトイツがなくなるけど、244は3を引くと1メンツ1雀頭を求める見方もできるね。
どちらかというとメンツ位置がはっきりしているときに強い形。


逆に113、224の外カンチャン外トイツの形。
これはとくに内側にくっついたときにリャンメントイツにならない代わりに頭+リャンメンの形になる。
他の形次第では1メンツ+頭のみしかみなくてもいいけど、
愚形があるときは2メンツ1頭になることもあってとくにうれしい。


335、553、446こういうのは複合ターツの中でも強いほうだけど、トイツが無くてもマシなカンチャンなため、
トイツ複合ターツが3つできたらトイツ部分を切っておくこともある。
複合しても外カンチャンと内カンチャンに大きな差はあるのね。


説明が短くなってきた。飽きてきたな。
あまりにも他の形次第すぎてきついのよ…
形の微妙な差より手役や牌の切れ方・状況のが強かったりするからね。
こういうので何切るか考えるときは、極めてものっすごくアバウトに手順を想定すると、

孤立19牌や字牌の処分→孤立28牌の処分→受けの被っている愚形の処分
→孤立3〜7牌と愚形の処分→ドラ受けの処分→メンツ位置確定→使えないドラと複合ターツの処分
→テンパイ

この流れのうちでどの段階かによって、複合ターツ含め3トイツの扱い方はかわってきて、テンパイ間近なら直接の待ちをぶあつく、
そうでないなら4番目(と3番目)に強いターツをできるだけマシな形にしていく感じがいいんじゃないかな。
5メンツ作ろうとするのは大体無駄よ。役のためにはありうるけど。


なるほど。
あとはなんか書くこと思い出したら下に続けるわね。