ハイパイの見方


孤立牌の切り順の前に必要な気がするから、軽くハイパイの見方について

うお、昨日の今日でもう脱線した!

今日は超大事超実用的な話だと思うからよく聞くのよ。

まずハイパイをとったら点数状況と、ドラがなんであるかと、手牌によって、

何を狙っていくのかどうやってあがるか決めるじゃない?

エスパーか!

もちろんおおまかでいいのよ。

鳴いていくのか、メンゼンで行くのか。

鳴いて行くにしても、何でも鳴くのか、愚形や急所だけ鳴くのか、しばらくツモを見て形が整ったら鳴くのか。

メンゼンで行くにしても、展開によって鳴きの道も残すのか、ほんとに一切鳴く気がないのか。

そしてドラをどうやって使うのかと、あと、手役ね。

染めるとか、トイツ系で行くとか、それともタンピンだとか、ドラドラあるからただ最速とか。

どれをねらったらいいかわからないよ〜

じゃ初心者用にアバウトな基準を。

優先順位①、まず鳴いて3900〜5200以上が作れそうか見る。

優先順位②、メンゼンで簡単に3900以上が作れそうか見る。

優先順位③、鳴きを使って安いけど素早いテンパイできそうか見る。

優先順位④、鳴けないし遅いけど運がよければマンガン以上の手ができそうか見る。

優先順位⑤、どれも無理なら、ディフェンス大事にしつつ鳴いて行くか、とりあえずリーチをめざすか。




①は鳴いてくドラドラや染めやトイトイね。役牌の孤立牌は3種あれば1種はトイツになってポンできる見込みで。

ただ、タンヤオドラドラでも4巡目くらいに、あっというまに完全イーシャンとかになったら、

しばらくメンゼンでマンガン〜ハネ満級のあがりを狙ってもいいかも。

かっこいいしね!(笑)

あとどうやってもリーチのできないようなハイパイはなんとなく悪そうに見えるけど

鳴けて高いなら実は素晴らしい手だったりするのよね。


あたいの好きな手だ!




②はメンゼンで簡単に行けるかの基準は、ハイパイ時


<頭、メンツ、リャンメン、リャンメン、他>とあればかなり楽勝モードね。
鳴けてもスルーしてリーチを目指すことも多いわ。
他がリャンメンなら、タンヤオドラ1でもとりあえずメンゼンで決めに行きたいわね。


<メンツ、リャンメン、リャンメン、カンチャン、他>頭無しだとこれくらいでもメンゼンが狙えるわ。
頭は鳴くとかえって作りづらくなったりするので、しばらくじっくり形を整えるのがいいかも。


<頭、メンツ、リャンメン、カンチャン、カンチャン、他>これくらいでもなんとかメンゼンは狙えるわね。
ただ、タンヤオとかで愚形から鳴けるなら鳴いていっていい。


<頭、リャンメン、リャンメン、リャンメン、他>これくらいが普通にリーチを狙えるギリギリかしら。
役が確定する方向で鳴けたら鳴きたいわね。


①と②が勝負手とかいいハイパイ。
これより形が悪いなら、③以下ね。


そういうのも好きだ!




③はかわし手。相手の攻撃の前にさっくりあがっちゃう手ね。

これは打点や夢よりスピードを最優先。

待ちのよさも大事ね。

せいぜい2000点にしかみえないなら、大体みんな降りずにまっすぐ向かってくるでしょ。

まっすぐ向かってきた人がテンパイする前にできるだけあたり牌を掴ませてあげるというつもりでやるのよ。

テンパイも遅く待ちも悪かったら、結構すり抜けられてリーチが来ちゃうわ。

そしたら怖いでしょ?

でもリャンメンでテンパイしてたら、もし掴ませられずにリーチとか入れられちゃっても、心配するには及ばないわ。

リャンメンなら1000点で最後まで押し返しても、そんな悪くないもの。

こういう手も8巡くらいまでにリャンメンではれるなら、いい手といっていいかもね。


早いかどうかって結構運次第だよね





④からはちょっとしょんぼり。

ハイパイ悪いけどもしかしたらホンイツ、もしかしたらチートイドラドラ、もしかしたら国士みたいな手ね。

さくさく急所を引いてこない限り無理は禁物。こんな手を失点ゼロで終われたら十分ね。


結構イーシャンテンにはなるんだけどなー






⑤はクソハイパイって奴ね。

その中でも、苦しいけど一応鳴ける手と、鳴けもしない手にわかれるわね。

苦しいけど一応鳴ける手は、スルーや鳴きを上手く使って慎重になんとかしたいわね。

手が遅いときはできるだけ2つ鳴けばテンパるか、最悪でもリャンメンリャンメンのイーシャンになるようにしたいわね。

二つ目を鳴いてもバラバラは死亡フラグよ!ええ、絶対に。

一箇所鳴いただけなら、まだいくらでも降りられるので、

2つ目はこりゃいくらなんでも鳴くだろ!という牌以外はスルーしていいと思うわ。

2つ鳴いたら、アンパイが持て無いことやベタおりしてても手詰まることも普通にあるから、

危険を承知のうえであがりに行くつもりで向かうこと。

もちろん一つ目に鳴く所もも、4メンツのうち3つめか4つ目に弱い場所だけだけど。

ヒラバなら損なのか得なのかかギリギリな1000点あがり逃しても、ちっとも痛くないし、

無欲でうまく愚形が無くなったらあがるくらいのつもりで行きましょう。

捨て牌読みに自信があったり、なんとしてでもあがりたい場面なら、適宜ややアグレッシブに打ってね。

そういう場合も愚形を残してリャンメンを消す鳴きはイーシャン→テンパイ以外はあまりおすすめできないわ。
チャンタは理想的なリャンメンが存在しないから仕方ないけど)




⑤のうち鳴けもしないクソハイパイは、普通に進めましょう。鳴けるゴミ手より頭使わなくていいわね。

ただしリーのみ濃厚なハイパイでも赤引いたりドラ引いたりすれば一気に化けるので適当に打ったらダメよ。

リーチドラ1のみの愚形でもツモ裏でマンガンだし!

アンパイは持ちすぎなくていいわ。字牌トイツがあるか1枚ずつ現物があればなんとかなるわ。


⑤もドラを立て続けに引いたりすると一気に勝負手に化けるので、ドラを大事にね。

悪いハイパイのときこそ打点や速度や待ちのバランス感覚が試されるわね!


なんか分類不能、その他って感じね!

以上ハイパイの見方。

なんで急遽こんな実用的な話を始めたかというと、

次回端牌と役牌の切り順の前後を考えるには、じぶんが何を狙うのか決まってないとなあと思って。

このタイミングでよかったかなあ。

役の解説のほうが先じゃない?

うーんそうかもしれない。

役の解説が終わったらまたこれを読み直してくれると助かるなあ。






牌効率について(リャンメントイツ)

私が大事なものを忘れてない限り今日で複合ターツ編もおしまい。

レティ忘れっぽいからなあ。

あたり前のことでも網羅的に書くのは難しいのよ。

そういえばまだ全体の進行の予定を話して無かったわね。

牌効率 ターツ編・複合ターツ編
牌効率 孤立牌編・メンツ編
牌効率 多メンチャン編・イーシャンテン
 ↓
手役各論
ドラとか
 ↓
守備とか
 ↓
リーチとかリーチ判断とか
 ↓
鳴きとか
 ↓
状況判断とか順位志向的な打ち方


こんな感じで。
牌効率の知識は、手役の難易度を理解するのに必要。
手役の知識は、ドラの強さを理解するのに必要。
牌効率や手役の知識は、相手の河から危険牌や安全牌を解読するのに必要。
牌の危険度や安全度の知識は、リーチ判断に必要。
リーチの強さと速さの感覚と守備の知識は、鳴きを考えるために必要。
そして最後に全部の知識をフルに生かして、順位戦の戦い方やその他全般を考えるわね。

風が吹けば桶…

全然違うわよ!超論理的じゃない!

いやいや、絶対何か忘れてて後で付け足すって。

そういわれると不安になってくるなあ。








さて最後に楽勝種目、リャンメントイツね。

ペンタートイツ、カンタートイツがあるから、リャンメントイツもあると思ってたよ。

ていうか他の話をしてたときにちらっとでてきたしね。
223、233、334、344、445、455の6種類(対称形いれると12種類)。
待ちはシャンポン部分も見込むと3種12枚。
だけどどれも1メンツを見るには強力すぎて、差がほぼ無いわ。
その場合しいてあげるなら赤受けの差で
334,344>455>445>233,223
とわずかな差はあるけどね。


リャンメントイツ最強ね!


リャンメンとリャンメントイツが残ったイーシャンテンは、
最強の完全イーシャンテンとも呼ばれるわね。
完全イーシャンテンというのはイーシャンテン時に余剰牌が存在しない形ね。
丁寧に表現すると、頭あり2メンツ2ターツ型のイーシャンテンの中でほぼ最強クラスのイーシャンテン

223678m23p23455sみたいな形ね。
受けは14m14p2m5sで6種20枚。
6順くらいあれば結構テンパれそうでしょ。


最強でもテンパイまで結構かかるんだね

そこははっきりいって運だのみね。

もっと広くて待ちのよいイーシャンテンは数あるけど、どれもつくりにくい。
でも、リャンメンとリャンメントイツの残ったイーシャンテンは、受けの広さの割りに作り安いのよ。
だから一つの理想的な形として、それを目指すのね。

できるだけリャンメン以上の良形が残るようにね。
どうするかはリャンメンターツのときに言った事を思い出してね。
近いうち話がひと段落ついたら、それぞれについて詳しく取り上げてみるかしら。

具体的に話してくれないとあれじゃよくわからないよ。






ではまた後ほど。
次にイーシャンテンとは逆に序盤のリャンメントイツについて見てみると、
リャンメントイツは特にいい形だから、
余裕で1メンツ作るのもいいけど、できればがんばって2メンツ欲しいじゃない?
そう考えると
223だけは1引いても4引いても浮くのは2だから、2メンツは厳しい。
233も4を引くと2メンツを見るのに最高だけど、1を引くと残るのはただの孤立した3ね。
334となると2を引くと最高だし、5を引いても3345になるから、孤立3よりいい働きをしてくれるね。
あとも334とほぼ同じ。


2メンツ欲しかったら
223>>>>>>>>>(越えられない壁)>>
>233>>>>>>455、445>334>344
334以降はどんぐりの背比べだけど、2メンツつくりたいときの赤5の受けやすさで一応不等号つけてみたわ。
223だけはっきり劣る。233は2メンツも作りやすい。他はさらにもうちょっと作りやすい。
と覚えておけば十分ね。(こんな差より河見たほうが影響おおきいと思うし)


所詮2は2なのね。


223の2と3〜7の孤立牌を比較すると、出来メンツが少ないときは2を先切りしたりも十分ある。
他のターツが弱すぎたら一部分だけ強くても仕方ないからね。
他の部分がそこそこ強かったら、223に手をつけず、3〜7の孤立牌を切る手もある。
もちろん食い仕掛けを考えてるときは223から簡単に2を切るようなことをしては絶対ダメよ。
愚形残っていて、ターツが不足してるなら、まぁ2切りもないことはないけど。




233の3と他の場所の3〜7の比較は、他の手牌によるわね。
2引きがダブルリャンメンになってやや微妙だけど、4引くと中ブクレになってほんとに強いから。
でも3〜7のリャンメンくっつき8枚逃すのも痛いし、1m引きなんてしっかりしたフォローがあるから、
リャンメン固定しちゃってもそんな悪くないと思うのよね。
私は平均的な雀士よりはリャンメン固定しちゃうほうかな。
そこらへんはセンスで。



334とかになってもやっぱり先打ちでリャンメン固定する選択もありうるわね。
これも他の手牌次第。



2メンツ欲しいときはもちろん、1メンツで十分なときも
リャンメントイツからトイツ部分を崩さずに持つことがあるわ。
イーシャンテン時に完全イーシャンテンになりやすいし受け入れもいいからね。





例えば223556m3467p2278s
こういう形はとりあえず2を切っておく手もあるし、34pと払っていく手もあるわね。


2を切ると、瞬間の受けは2枚広く、次に引いた有効牌とその時の河を見てどのターツを落とすか決められる。
自信のあるリャンメンを残しやすいね。そして3メンチャンの可能性が残る。ただ、イーシャンテン時に完全イーシャンテンになる可能性は少ない。

34pと払うと、瞬間の受け入れは2枚狭いけど、イーシャンテン時にざっと5/6以上は完全イーシャンテンになる。

状況次第で2s落としもあるわね。
瞬間的にはマックス。ただマンズのリャンメン引いてくると、余剰牌がでる。

これはどっちがいいか未だにもめるような問題ね。
河や受けのかぶりや手役や状況によって変わるから、メリットとデメリットを比較して、最後は感性ね!



あたいなら78s落しね!

ドラ関係無し状況無視だとその切り方はセンスがなさすぎる。





では次


23577m334788p789s
こういう形もよく見るけど、リャンメン以上の待ちが確定するときには、頭を確定しちゃって3トイツを持つのが有効ね。
3p打ちのほうが一瞬だけ2枚広いけど、
6m引きで235677m34788p123sとなって、7mか7pが余剰牌だし、
69p引きでも23577m347889p123sとなって、5mか8pが余剰牌。
現時点での2枚の受けより将来の4枚の受けをとって打5mが自然な打ち型ね。

いかにも頭で使いたいトイツは頭に固定しとくと大体広くなることが多いわね。

なるほど!





ではつぎ。
23577m335788p789s
さっきの牌姿のリャンメントイツがカンタートイツになった形がこれ。
完全イーシャンテンを目指す打5mという打ち方もあるけど、私は打8pが好みね。
後で必ずピンフの崩れる4枚受けと、今ピンフが必ず崩れる2枚受けを捨てて、
今ほぼ必ずピンフになる現在の4枚受けをとりたいわ。
どっち切ってもお互い手代わりがあるから、比較は難しいけど。
これは好みの問題かな。
とにかく先制とりたかったら5m、ピンフをつけたいなら8pね。


先制とりたいしピンフもつけたい!

…じゃあ場と勘で。







つぎね。
23378m23467p45s西西
こういうのもまだ意見が割れてるみたい。
現時点で受けが4枚多く、ピンフが確定する3mと、
2回に1回以上完全イーシャンテンとなる78mと。
私は場合によってどっちもやることがあるわね。
弱いリャンメンターツがあるならターツ落とし。
あとは自分で河に2mや5mが捨ててあるときは、
14m待ちが残っての打3mリーチがちょっと弱くなるから3m先打ちもいいかしら。

まあどっちでもいいわ。

じゃあ今の話は右の耳から左の耳までスルーしよう。

いや、それはちょっと…





牌効率について(リャンカントイツやサンカンチャン等)

加筆して長くなったからリャンカンと分離したわ。

ここからが長いんだね。

今日はあまり重要な話じゃないから、途中から寝てていいわよ。

じゃ省略すればいいのに…







では今日はリャンカントイツ・サンカンチャン・ヨンカンチャンについて。
もしメンツ手で手牌のうち、残ってるどのターツも8枚以上の待ちがあるなら、リャンカンにあと1牌使ってサンカンチャン(1357や2468の形。待ちは3種12枚)の形や、リャンカントイツ(リャンカンの構成牌1種類がトイツになった形。待ちは3種10枚〜12枚)の形で持っている手もあることにはあるわ。
でも、他に愚形が残っている牌姿だったら、リャンカンはリャンカンで固定しちゃって、1牌の自由度の分で愚形をできるだけ収めちゃったほうがいいの。
でもサンカンチャンやリャンカントイツも結構2メンツになってくれたりするんじゃないの?
下手に手をつけるとすぐリャンメンやメンツをしくじり易い形だから、
シャンテン数の高い序盤は特に受け入れとロスを考えながら慎重にあつかってね。
もちろんこれは序盤の切り方で、手が進んだらメンツの位置を想定して弱い部分を補強していくし、イーシャン程度になったら今のところは枚数数えて適宜打牌選択してね。


リャンカンがらみのそれぞれの形についてそれぞれ見てみると、

奇数サンカンチャン1357は8を引くとリャンメン+リャンカンの形になるし、
どの部分を引いても孤立牌以下の余剰牌をかかえることは無い。4引きも打1でオッケー。
どこかがトイツになるとさらにオッケー。
孤立牌よりはもちろん持つ、外カンチャンと比較すると難しいわね。
2をへくっても余剰牌の生まれないリャンカン固定のほうが先かな。


ヨンカンチャン13579も奇数サンカンチャンとほぼ同じね。
13+579にも135+79にも見れる。
どこ引いてもオッケー。19が浮いたらそのときそれを切ればいいわ。19どっちか切ると残った形がほぼ1メンツしか見れなくなるから、2メンツ見たいならこっちのほうがサンカンチャンより手をつけにくいわね。だから外カンチャンより持つわ。内カンチャンと比較するなら、ミスったときの比較で、リャンメン逃しの無いヨンカンチャン外しのほうかしら。

あと、ちょっと初心者に大事なことだけど、ヨンカンチャンからイッツーをみないこと。
ネックが4箇所とかもう狂気の沙汰ね。
もう一枚あったらみてもいい。
もう二枚あったら絶対意識しなさい(笑)

ふーん(なんだかマニアックだなあ)


奇数と変わって偶数のサンカンチャン2468は邪魔に感じるわね。
19引いても使いづらい、てかまず切る。けど切って5を引くと2と8の価値も急低下。
もし仮に2メンツを求めようものなら3と5を両方引いてくるか、トイツと複合しないと厳しい。
逆に言うとトイツと複合するとそこそこな形になるんだけど。
ペンチャンペンチャンと持ってるよりかはちょっとだけマシって感じね。
孤立牌を持ってリャンカン固定も大いにありね。

奇数か偶数かで結構違うのね。

そうそう。
次にリャンカントイツもいくつか種類があって、
☆1135 2246 
これはとりあえずカンタートイツ+浮き牌と見てもいいしトイツ+内カンチャンでもいいから手がつけにくいわね。
大事な5引きや6引きもあるし。
そうそうよく初心者講座にでてくる11355みたいな形(名前聞いた事無いからリャンカンタートイツとでも呼んでおこうかしら)、あれは113355から3を切って作るものじゃないわよ。1155から3を引いたり、1135や1355からトイツを持ってくる変化のほうが10倍大事だから、常にその手代わりは意識していてね。もちろんよくある例のように、11335と持ってて5を持ってくることも多いけど。

☆1335 2446 
これはカンタートイツ+浮き牌ね。カンチャン+カンチャンと見てもリャンメン変化に乏しいし、上のリャンカンタートイツ逃しが遠いので、1や2切りのカンタートイツ固定や、3や4切りのリャンカン固定もあるわね。リャンカン固定なら単にカンチャンを引いただけなら、カンチャン逃した程度しか痛くないし。縦ツモがあるといっても、3〜7の孤立牌よりは持たないわね。

☆1355 2466
1や2を孤立牌としてみるのはきついから、外カンチャン+3〜7牌トイツの形ね。
端を引いてリャンカンタートイツの変化がある分と、最初にちょっとでてきたリャンメンカンチャンになる引き(←46ツモ、35ツモ→)があるだけ他の部分の外カンチャンよりは優秀ね。
それ以上の形ができたら1メンツに整理、かな。

☆3357
1135や2246の上位互換ね。1〜9まで受けられる。
序盤でこの形があると結構2メンツになってくれたりするわ。
ちなみにこれも42と引いてくるとリャンメンカンチャンになるわね。

☆3557
これは浮き牌+カンタートイツかカンタートイツ+浮き牌ね。
1335や2446の内側バージョンだけど、だいぶ強くなってるわ。
もちろん通常の浮き牌よりも持つわ。
もし頭があって良形をつくりたいなら、外カンチャンより手をつけずに持っててもいいかも。
(外カンチャンが埋まると複合ターツを愚形ターツに固定しなきゃいけないときは特にね)
リャンカン固定カンタートイツ固定するのも自由だけど。
手牌次第ね。

ずっとレティのターン!

あんたもなんかしゃべりなさいよ。
しゃべらないといないみたいよ?

3357って千歳飴食べたくなるよね

あんたは大人しく聞いてなさい!

あうう…


じゃ次は偶数サンカンチャントイツ。
といっても2種類しかないわね。
☆22468
頭が他にあれば、カンタートイツ+外カンチャンまたはトイツ+リャンカンと見れるわね。
その場合ただの外カンチャンよりいい形になったわね。
2468と比べると断然いい形ね。
2268からの変化も覚えておくといいかも。

☆24468
これは他に頭があっても2メンツ見るのは大変ね。
一応カンタートイツ+外カンチャンまたは外カンチャン+リャンカンと見れるけど、
なかなかリャンメンにはならないから、ペンタートイツ+ペンチャンよりちょっと上くらいの感覚かも。



ここまでは抑えておいて欲しい話。
ではそろそろ適当に打っても大差ないんじゃないのというか、見ればわかるわよ的な奴。
暇人以外は読み飛ばすことをおすすめするわ。
サンカンチャントイツとヨンカンチャントイツね。

正直どうでもいいよね。

おだまり。




そして奇数サンカンチャントイツ。
鳴きのときはトイツを崩す手がなくなるからメンゼンの条件。
頭が無いと一目瞭然だから頭のある形、余剰牌も無しの完全リャンシャン〜サンシャンテンの前提ね。

まずは
☆11357
トイツ+内リャンカンにもカンタートイツ+内カンチャンにもリャンカントイツ+浮き牌にも見れるわね。
基本的によっぽどじゃないと手はつけないわね。
○5引きは1。リャンカンタートイツにとると頭が浮く。頭が浮いていいなら頭切り。頭が無ければ迷う余地ないけどね。以下同じ。
○7引きは頭があったらツモ切っちゃうことも多いわね。
○3引きは二枚狭いけどイーペー目の残る7切りがオススメ、他のところに手をつける形もある。
○1引きはますます手がつけられない。
偶数引きは形がわかりやすいから省略するわね。

☆13357
カンチャン+内リャンカンにもカンタートイツ+内カンチャンにもリャンカントイツ+浮き牌にも見れるわね。
○7引きで3。リャンカンタートイツにとると頭が浮く。
○5引きは難しいわね。キープするか払うかは他の形次第かしら。2枚差のイーペー目をとってもいいかも。
○1引きは7切りがオススメだけど他のところ切るもあるわ。
○3引きは頭あるなら1がはっきりといらないわね。
○9引きは頭にリャンメン変化があるなら1。

☆13557
上と同じような形。
○1ツモで5。1と5のアンコったときの差で。
○3ツモが上と同様。何切ってもそんな変わらない。
○5ツモは7が浮く。
○7ツモは1がオススメ。
○8ツモは5か1(ピンフつかないとき)。
○9ツモは頭にリャンメン変化があるなら1か9がいいし、待ちが残ると必ず引っ掛けになる5もいいわね。

☆13577
これは11357と同じような形。
○1引きは7切り。
○3引きでリャンカンタートイツだが頭は落とせない。8引きを考えて7切りより3切り。
○5引きで1切りがオススメ。
○7引きはリャンカンが残る。
○9引きは頭にリャンメン変化があるなら9。

(正直どうでもいいよね)

(うん。ここからはほんとうに知らなくても差なんてない)

次に頭と合わせて2メンツ見たいヨンカンチャントイツ。
☆113579
カンタートイツ+リャンカンまたはトイツ+4カンチャンね。カンチャントイツ+外カンチャンでもいいけど。
いい形だけど4引きでターツオーバーになっちゃうね。
ターツの過不足なく、どこも浮いてないなら9切り。
この形が残ってトイツがさらにできたときは、
○1ツモも9切り。どうせ4や8引いても、ターツオーバー。
○3ツモも9p。同様。イーペー目もあるわ。1切りのほうがとりあえず2枚広いから側重視もいい。
○4ツモはターツ落とし。
○5ツモは1切り。リャンカンタートイツができるとうれしいが、頭を落とすと2ツモに困る。
○7ツモは1切り。8ツモ後のリャンメン変化のため。
○9ツモはツモぎりか1かな。



☆133579
これも4ツモでターツオーバー。
他が十分な形なら9か3か1切り。他がピンフ形なら特に3。
この形が残ってトイツがさらにできたときは、
○1ツモは頭にリャンメン変化があるなら1切り。それ以外はトイツ2引き後のリャンメン変化を考え9
○3ツモは1が明らかに浮く。
○5ツモはイーペー目の残る1切りか9切りだが、他がピンフ形ならよりリャンカンの残りやすい9切り。
○7ツモは3か7切り。いらない。頭落とすと横のつながりが分断されるので。
○9ツモはツモ切り。

☆135579
5ツモ、他の部分の頭ツモでターツオーバー。
他が十分なら5切り。
○1ツモはツモ切り。
○3ツモはイーペー目の残る1切りか9切りだが、他がピンフ形ならよりリャンカンの残りやすい1切り。


ヨンカンチャントイツは牌を分断することさえ避ければ何切ってもたいして変わらないわね(笑)
もし縦に被ってる牌が手に4つ以上あったらチートイもみればオッケー。

無駄なリソース使いやがって。




今日は以上。ちょっとどうでもいい話が多すぎたわね。
飛ばし読みしてくれて全然オッケーよ。
ヒマになるか、ありえないけど興味がわいたら細かいところも読んでくれればいいわ。
でも思いついたらまだまだ随時書き足していくわよ。

どうでもいい話は”どうでもいい話(分類)”とかに分けといてよ。

将来チルノも細かい話が楽しくて仕方ない時期が来るかも!

あたいに限ってそれはない!






牌効率について(リャンカン等)

今日はリャンカンについてね。
リャンメンカンチャン?
リャンカンチャン。
135、246、357の形ね。
リャンメンカンチャンはまた別の形の名前なの。(134556、245667、356778)
なんか両方ともよく聞くからごっちゃになってた。
待ちの広さが4枚も違うからしっかり区別して覚えてね。



さてリャンカン。
135と246は、待ちが2種8枚、リャンメン化が1種4枚、
微妙といえば微妙だけど、トイツとの複合3種9枚、サンカンチャンの受けが1種4枚ね。
357の形だと、待ちが2種8枚、リャンメン化が2種8枚、
同じく微妙だけどトイツとの複合3種9枚、サンカンチャンの受けが2種8枚ね。
微妙って?
うまく収まりがつく引きがメンツ化8枚を含め全部で12枚〜16枚あるでしょ。
すでにリャンカンは十分強い形なの。
特定のリャンメンが埋まるよりは先にメンツかリャンメンになってくれることが多いことに注目。
トイツ複合ターツもだけど、やっぱり複合形は相当強いわね。
リャンメンの次に最強ね!
だからリャンカンはリャンカンで満足しておいて、残りの手牌で他のターツをマシな形にしていくほうがいい場合が多いのよ。


ところで、リャンカンは孤立牌3と7や、2と6、4と8から中間の牌を引いてきてできることがあるから、例えば浮き牌で37m5pとあったら5p切りだし、26m2pとあったら2pを切るのよ。
37m5pから7mを切ってしまうと、5m引いても片側しかリャンメンに変化しない、弱い内カンチャンになっちゃうから注意ね。くっつきテンパイのイーシャンのときは広さ優先の3mか7mでいいけど、そうじゃないときはリャンカンを逃さないようにほんとに気をつけてね。基本にして重要。

そんな、わかってるよそれくらい。

実戦になると見落としがちだからなあ。
26m268pは何切る?

え、えっとどっちかの2!

今度まとめてやりましょうね。正解は2p。


あと大事なのが、長く伸びたリャンカン。
134568、245679の形ね。
134568を見てみると
2か8ツモで2メンツ、4か5引きでリャンメンカンチャン化、
微妙だけど1368でターツと複合するわ。
リャンカンの亜種にみえてこっちのほうが実は強いわね。

おー。なんかみたことあるかも。

その一手前の形、13468、13568、24679、24579もしっかり発見してね。
例えば13468から軽い気持ちで1を引くと2ツモでリャンカンを、5ツモで伸びたリャンカンを逃すわ。
2種8枚で準良形のロス。
だからぱっと見1を切りそうだけど ”通常の28より後に切るべき” 1なの。
もちろん3〜7は2種8枚のリャンメンをロスするから、これより当然大事よ。
でも13468m467pくらいの形なら他の形にもよるけど4p切りそうよね。

あと13456、34568、24567、45679から伸びる形もあるけど、
ここから伸びたリャンカンになる手順はわかりやすいからうっかりはしないわよね。
外カンチャンがリャンカンになるのと似たような形だもの。

さらにいうと14568、13458、25679、24569
こういうのから伸びたリャンカンになることもあるから、孤立の1928牌処理のときに手順に気をつけてね。
145と14568は明確に違うわよ〜

だんだん混乱してきた。

孤立牌の優先順位みたいのはのちほどやるわね。




さて名前は何だか知らないけれど誰もがみんな知っている形。
あれもやっちゃいましょう。11355とかいう形のやつね。
113+355と見てカンタートイツが二つ複合してるからリャンカンタートイツとでも呼んでおきましょう。
11355の待ちは1245で4種12枚。まあカンタートイツが二つあるんだから当然よね。
手代わりは6引き打3はあるけど、待ちは広くはならない。違いはリャンメンがあるというだけね。
頭が他に無い形だと、3ツモ7ツモがあまりうれしくない。

なお、他に頭があると3トイツになって、2枚分狭くなって弱体化する。
愚形も残りやすくなっちゃうし。

うんうん。

明日同じことに触れたけど(明日のほうを先に書いたので珍妙な時制)、
13355の1ツモから3を落とすような手順より、1355や1135や1155から残りの牌を持ってくる変化のほうが大事かつ見逃しやすいのでよく注意すること。つまり頭無し1355m79pや1155m11pから1mを切ったりしないこと。1と5、2と6、3と7、4と8、5と9はリャンカンつながりで仲良しね。


てかね、できてからしか形を認識できないと、できる前から近い変化を全て想定できるよう人と比べて差ができるので、まず形を覚えたらじょじょにそこらへんがんばってみよう。

あたいはまずはできた後の形だけ覚えるね。





でちょっとレアな無駄知識コーナー。
リャンカンタートイツがでてきたので、ついでに長く伸びたリャンカンタートイツもやっちゃいましょう。
11345688、22456799

11345688で考えると、113+688のカンタートイツ二つがまとまった形ね。
待ちは1278の4種12枚。4ツモ8切りか5ツモ1切りでリャンメンカンチャンになるけど、
これも待ちは12枚ね。ただ、他がピンフ形ならピンフが確定するので重要な変化よ。
36ツモはツモ切り。

逆に言うと13345688の1ツモ、11345668の8ツモ、
24456799の2ツモ、22456779の9ツモは有効な手代わりね。

11345688の1枚足りない形を考えると、
1345688、1134568←手代わりを考えるとどこも内カンチャン以上に外せない
1145688、1134588←11部分と88部分がちょっとだけ(ひとつ内に寄った程度)重要度が増す
1135688、1134688←上と同じ

もちろんリャンカンタートイツと同じく、他に頭があると価値が減少しちゃうわよ。


そして13345668みたいな形も
見た目伸びたリャンカンタートイツといえば伸びたリャンカンタートイツみたいだけど、ある理由から(私は)別の形に分類してるわ。
意味合いが違うから。
名づけてノベ頭シリーズの1種ね。
こういうのはまた今度まとめてガッチリやるわ。


ええいこんなのは後回しだ!

でてきてから、こんなのあったなあと思い出してれば、段々記憶に定着してくるわよ。
ではつづきは明日。







牌効率について(ペンタートイツカンタートイツ)

さてターツ編は前回までで終わりね。
やったー!次のシリーズはなに?なに?
複合ターツ編よ。
あまり変わってないよ……
トイツとの複合ターツ・リャンカンで終わりだけど。多メンチャンはまたあとね。
なぜならアンコやシュンツとのつながりがでてくるから。
じゃあ今日のテーマ、トイツとの複合ターツについてはじめるわね。




まず今までのターツを大きく二つに分けると、どう分ける?
トイツとそれ以外?
うーん、そういうわけ方もあるけど。待ちの枚数で分けると?
わかった!リャンメンとそれ以外ね!
そうそう。リャンメンは待ちが2種8枚、それ以外は1種4枚ね。
おおー。大きく違いそうな気がする。
でも、今回はその越えられない壁をがんばって越えてみるわ。
すげえ!
とはいっても擬似的に、だけど。
その工夫の一つが愚形ターツとトイツの複合形ね。
リャンメンと、対称の形を除いて、愚形ターツとトイツとの複合形は、
112
122
133、244
113、224
335、553、446
以上の9種類ね。対称の形も数えると18種類。
おおい…
待ちは頭とのシャンポンも含めて全て3種8枚。
なんとリャンメンと同等ね!
おおーすげえ!
ただ、その受けのパンプアップもテンパイになると普通の愚形になっちゃうし、
シャンポンが前提だから、さらに新しいトイツは持ちづらい。
そして、リャンメンは牌を2枚しか使わないけど、複合ターツは牌を3枚以上使う。
ということは浮き牌や安全牌などを1枚分持てなくなっちゃうのね。
デメリットもでかいなあ。
でもいったんメンツとなってしまえば、そのデメリットもなくなるわ。
どのみち全ターツが埋まらないとあがれないんだから、ネックとなってる部分を真っ先に改善するべきでしょ。
で、一個愚形が解消されたら次の愚形の解消と、どんどん連続的にフォローしていく。
よくわかんないけどなんとなくわかる。



ではペンタートイツ、カンタートイツについて個別に見ていきましょ。
カンチャンが4種類だけど、ほぼ外カンチャン内カンチャンの区別だけだったように、ペンタートイツとカンタートイツの実質的な種類もあまり無いのよ。ざっと5グループだと思うけど、最初のグループと次のグループは一緒でもそれほど外れてないかもしれない。
ペンチャンとカンチャンは合わせて実質3種類だけだったね。
うんうん。トイツ複合愚形ターツについては↓
まず112。これは12のペンチャンよりかなり固まっている形ね。
これがリャンメンになるには、2引き打1(122)、4引き打1(224)、で最後に5を引いてこないといけない。
3ステップだからほとんど手代わりしないと思ってもいいわ。
なかなかリャンメンにならないんだね。じゃあなるべく払わないとね。
いいえ、逆よ。35とかはわりとすぐリャンメンになったりメンツになったり、とりあえずリャンカンに収まってくれたりするわ。でも12なんて放置しといてもなかなか収まりが悪いじゃない。こういう一番悪い愚形こそペンタートイツ(112)で持って、頭と合わせてメンツと雀頭を見込むの。だから3トイツができてもこういう固まった部分にはなるべく手をつけたくないわね。まぁ頭に固定しちゃう手はあるけど。
ふーん。でもその部分が入らなかったらおしまいなんじゃ……
そしたらしぶしぶそこの愚形待ちで勝負ね。テンパイ時に待ちの選択ができるだけ他の愚形ターツよりいいと思わないと。
麻雀なんて2種8枚待ちを作るのさえしんどいんだから、その8枚待ちが引けなかったのならついてなかったと思って諦めるしかないわ。
ままならないねえ。
全く。
で、次は122ね。4は受けられるから45と来たらリャンメン+頭が作れるわね。それにタンヤオになるかもしれない。
112よりよくなったね。
タンヤオというオプションがあるだけ、112より頭に固定する機会が多くなるわね。
ペンチャンのときにやったように、1を切って3が来ても持ってることが出来る。
リャンメントイツになったら相当メンツになりやすいし、いざとなったらシャンポン受けで攻められるからね。
12枚待てる…一時的にサンメンチャン相当か。
で、これからはまとめて。
まず、133、244の外カンチャン内トイツの形。
これはトイツ部分の内側にくっつくとリャンメントイツができる。
133は2引きでトイツがなくなるけど、244は3を引くと1メンツ1雀頭を求める見方もできるね。
どちらかというとメンツ位置がはっきりしているときに強い形。


逆に113、224の外カンチャン外トイツの形。
これはとくに内側にくっついたときにリャンメントイツにならない代わりに頭+リャンメンの形になる。
他の形次第では1メンツ+頭のみしかみなくてもいいけど、
愚形があるときは2メンツ1頭になることもあってとくにうれしい。


335、553、446こういうのは複合ターツの中でも強いほうだけど、トイツが無くてもマシなカンチャンなため、
トイツ複合ターツが3つできたらトイツ部分を切っておくこともある。
複合しても外カンチャンと内カンチャンに大きな差はあるのね。


説明が短くなってきた。飽きてきたな。
あまりにも他の形次第すぎてきついのよ…
形の微妙な差より手役や牌の切れ方・状況のが強かったりするからね。
こういうので何切るか考えるときは、極めてものっすごくアバウトに手順を想定すると、

孤立19牌や字牌の処分→孤立28牌の処分→受けの被っている愚形の処分
→孤立3〜7牌と愚形の処分→ドラ受けの処分→メンツ位置確定→使えないドラと複合ターツの処分
→テンパイ

この流れのうちでどの段階かによって、複合ターツ含め3トイツの扱い方はかわってきて、テンパイ間近なら直接の待ちをぶあつく、
そうでないなら4番目(と3番目)に強いターツをできるだけマシな形にしていく感じがいいんじゃないかな。
5メンツ作ろうとするのは大体無駄よ。役のためにはありうるけど。


なるほど。
あとはなんか書くこと思い出したら下に続けるわね。





牌効率について(字牌・役牌トイツ)

あれ、昨日も昨日の昨日もトイツについてやったよね
そうねえ
もしかしてレティってかなりのトイツ好き?
いや、それほどでもない。嫌いじゃないけど。
じゃあなんでトイツばっかりやるのさ〜
役牌のトイツと数牌のトイツとじゃ相当性格が違うからね。
私は形や牌効率に関しても見たままのスピードや有効牌の数だけじゃなく、できるだけ実戦的な知識を伝えたいのよ。
あれ、結構枚数にこだわっていたような。
もちろん数字や確率もおろそかにしてはいけないわよ。
というか、できれば形や牌姿があったら受けを数えて、手が進む速度を軽く計算するクセをつけて欲しいくらい。
ちょっとそこまでは…
めんどくさいわよね。
とりあえず引きたい受けの枚数をNとするとざっと「(120-自分の河の枚数)/N」くらいの巡目で、ある程度引けそうに感じていれば、そこまで見当違いな判断をすることはあまりないんじゃないかな。どんな少ない受けでも1巡で引くことがあるし、30枚くらいの受けがあっても流局まで引けないこともあるから、ただの目安ね。国士イーシャンからあと平均20巡くらいテンパイにかかるからといって、1000点におりることはあまり無いだろうし。
いくいく!
おっと。今日はそういう数字の話じゃなくて。
最近観戦してて、あがりにくくなる役牌トイツ落としをしてるところを何度も見たわ。
あがろうとしているときに役牌トイツを落とすべき状況はそれ程多くないわ。
少なくとも打点かスピードかあがりやすさかどれか増してないとね。
きっと鳴かずにメンゼンでリーチかけてつもろうと思ったのよ。打点は確実に上よ。
たしかにリャンメンリャンメンのイーシャンテンくらいなら鳴きを捨てて打点を稼ぐのも有効よ。でも、愚形残りの2シャン、その上テンパイしてもリーチのみ濃厚なんてのは、リーチ+ツモなどの打点に期待するよりも、鳴きの利く場合の圧倒的な早さ・あがりやすさのメリットを取るべきなのよ。
そうなのか。
とりあえずそう思っておいて。
鳴きの回に説明するけど、シャンテンが高いときなんてあがり率に何倍も差がでるわよ。
だからあがりにかけるなら鳴く権利というのが非常に重要になるの。
つまり役のことね。
役がないとあがれないから鳴く意味無いもんね。
そう。そのなかで一番簡単でわかりやすいのが役牌・場風・自風。
3つ揃えるだけであとのメンツはなんでもいいわ。ポンを使う前提ならば手牌にこれのトイツだけあればいい。
あとのメンツはポンチー使ってそろえると早いし楽ね。
ツモが悪いときもへっちゃらね!
うーんそうともいいきれないけど、大体そんなかんじね。
後でやるけど、鳴きのメリットについては軽くこんな感じ。
早い。役やドラを複合させれば高くもなる。愚形を処理できる。トイツが強くなる。警戒させられる。比較的リーチよりあがりやすい。
デメリットは、
守備が弱くなる。手代わりが少なくなる。安くなりやすい。警戒される。たまに片あがりフリテンになる。
鳴くといいんだか悪いんだか難しいね。
とりあえず、メンゼンでも間に合いそうで高くなりそうな手以外は、鳴けるなら鳴いていきたいわね。
え?そんなに鳴くの?ほとんど鳴く?
いいえ。できれば鳴きたいという状況は相当多いけど、役が無ければ鳴けないし、役が見えてもあまりにも不確定だと確定度が増すか状況が変わるまでしばらくメンゼンで行くしかないということもあるわ。(もちろんここでの”役”は鳴いても役になる役のことね)結果としてみたら全体の40%くらいは鳴く局ね。役牌トイツがある局だけに関して言えば95%くらい鳴いてそう。
役牌トイツはだいたい鳴いてくものなのね。
使いづらいから、攻める気があるなら大体すぐ切ってくれるしね。
あとで役が鳴けることを期待して他のメンツから鳴いていってもいいわよ。
二つ以上鳴いて、あまり役が限定されちゃうような仕掛け方だったら出なくなるかもしれないけど。
ここらへんは仕掛け方のところで。もちろん役牌ポンから仕掛けるのもいいことよ。
役牌を一枚目スルーして二枚目を鳴くとかってのはあり?
頭もメンツもドラも無いような形ならとりあえずスルーしとくのもありかも。
その上鳴いた直後に親リーが入ったらお手上げな手牌や、とくに放銃したくないトップ目だったりした場合などなら特に。
でも基本的にほとんど1鳴きでいいわよ。役牌をスルーするなんて半分降りてるようなもんね。
最後の一枚が山に深かったり、王牌に眠ってたら終わりだもの。
全部一鳴きと決めちゃっても悪くない。
あがれる牌1枚でめくりあいは辛いよね。
ええ。せっかく鳴いてるのに最大のネックを残すような鳴き方になっちゃったらよくないわね。
ようしこれで役牌のトイツを迷わず鳴けるぞ。
役牌のトイツを落としてはっきりよくなるのは、ピンフ系のイーシャンテンか、あるいはシャンテン数に関係なくタンヤオが確定する形くらいね。だいたいガンガン鳴いていいわ。
そのピンフになるとかタンヤオが確定するとかよくでてくるけど、なんか一言にならないのかな。何度も出てきてめんどくさい。
ねー。
あとついでだけど、鳴いていくのにタンヤオは相当便利よ。役牌より便利と思って間違いないわ。
タンヤオがつけられるならできるだけタンヤオをつけましょう。損になることはほとんどないわ。







では次は役牌・場風・自風以外の字牌についてね。通称オタ風。
これは鳴いても役がつかないから、それだけで鳴いていくことはできないわ。
じゃあ昨日やったトイツとほとんど同じじゃないの?
違いは字牌であること、ね。
字牌は縦に重ねるしか使い道がないじゃない?だから他家が使いにくい。
他家の攻撃に対してそこそこ安全な牌になることが多く、まず守備面ですぐれているのよ。
目が疲れて現物探すのがめんどくさいときに適当に字牌切ると大体通るよね!
ちょっと!ちゃんと探しなさいよ!
次に、字牌となにかのシャンポンリーチは和了率が高い。てか出安い。だから攻撃面でもすぐれているのよ。
特に先制リーチならリャンメンと同じくらいあがれるし、もちろんリーチじゃなくて仕掛けの時も相当あがりを拾える。
使えない牌は切るか、抱えて死ぬかしかないから、仕掛けのときも字牌トイツはリャンメンくらいメンツになりやすい。
あたいみたいのがいるからだね。
自分で言わない!
まあチルノみたいな放銃以外にも、ほんとにそれしか安牌がないこともあるし、そこそこの手が入ってて出しちゃうのも当然なときもある。字牌にかぎらず需要の少ない牌で待つのはお得なのよ。天鳳のIDも人気キャラはすでに取られてたけど、あなたのは残っていたでしょう?
意義あり!きっと前にIDとっていた人がバカだったからID失効しちゃったんだよ!
同類同士惹かれるものがあるのかしらあんまり(好かれてなかったんじゃ)
失礼だよ!
ごめんごめんつい本音と建前が逆に
どっち側が本音でも失礼だから!
まぁいいや。えっとなんだっけ。オタ風トイツも強いんだっけ。
守備とテンパったときと鳴けるときは強い!
牌効率だけでいうとトイツがアンコになる受けは2枚だし、複合ターツを形成できないし、端牌のトイツより使いづらい。
鳴く手は、よほどの良形以外オタ風トイツは捨てずに持つ。メンゼンで行く手なら2トイツまではほぼ持ってるけど、3トイツになったらテンパイまでの効率でオタ風落としてもいいし、主に守備を考えて他のトイツをほぐしてもいいわね。
基準は?
自分の手が高いかとか、現段階で他家のリーチにどれだけ降りやすいかとか、手の形とか。一見効率の悪いオタ風トイツ持ちだけど、字牌トイツがあった場合のほうがぶくぶくにして分厚く攻めやすいから、受けのロスを取り返せることもあるわよ。相手の河と自分の手牌次第だからかなり感覚的な話だけど。
むずかしいなあ。
メンゼンの普通の手の中盤以降ならそれぞれの相手に最低1枚リーチ一発目に切れる牌を持っていると便利よ。手がしょぼかったら2枚あっても損はないわ。序盤だったりチャンス手のイーシャンとかなら、リーチかかって振ったなら仕方なしとばかりに目一杯手を広げるのもいいと思うけどね。なんでもかんでもいっぱいいっぱいがんばってたら、完璧なベタオリができても放銃率を下げるにも限界があるわ。テンパってなくて振る状況なんて、安牌切れてしょうがなく切る牌が当たるときがほとんどだもの。実はそのことの重要性に気づいたのはわりと最近だったりするんだけど。体感値、行くべき(と私が思っている)状況以外ほとんど振らなくなったまであるわ。
ふむふむ(聞いてるふり)
最初はそんなこと気にしてたら、何切っていいのかわからなくなるだろうから、まずは自分の手のことだけ考えて、相手のリーチや鳴きや2フーロがあってから降りればいいわ。そういう人にこそオタ風トイツ抱えがオススメ!
じゃあそうしてみよう(よくわからんが)
でも普通のメンツ手の場合、わざわざ重ねようと思って孤立牌のオタ風を持つ必要はないわよ。最初からトイツになってたり、たまたま重なったらラッキーくらいに思って。重なるなら役牌かさねたほうがおいしいしね。
1や9よりも?役牌ってかさねるの?
そういう比較は近々やるわね。
大体役牌トイツ、オタ風トイツについてはそんな感じよ。






最後におまけ。と見せかけて今日一番大切かもしれないこと。
役牌トイツがあったら他の役牌や字牌(孤立してても)を大事にして、できるだけホンイツやトイトイに行くといいわ。
これはかわし手じゃなく勝負手ね。
役牌がトイツじゃなくても、重ねたりドラ使ったりで3ハンになりそうなら、狙う価値大よ。
何枚も孤立牌の字牌をもっていると結構重なるものなの。

どうしても染めも(トイトイも)遠いというときは、もちろん早上がりでいいわ。
ドラなどで3900がすぐ近いなら染めずに3900で十分。
こういうのの狙い方やどういうときに狙うか諦めるかどうかは、それぞれ染めのときとトイトイのときに説明するわね。
チャンタ?いちおう私流の判断基準はあるけど、平均より相当チャンタを狙わない雀風だから、私の基準じゃ自信を持っておすすめはできないのよね〜。いずれそれぞれの役のときに。

みてみて。かっこいい手作ったよ!これホンイツよね?何点?
ほんの2600……こういう3900に満たないホンイツはバカホンというので、
かわし手のつもりでやるか、チンイツを諦めたときにしぶしぶあがりましょう。
えー一見高そうでかっこいいのに。
どちらかというとダサイほうよ。







牌効率について(トイツ後編)

というわけで2トイツは端同士じゃなければかなり強い。しかし3トイツは逆に弱いのよ。
マジで!
2トイツの強みはどちらかがメンツになるともう一方が頭として働く流動的な相互補完関係にあるのよ。
え?相同的な保留?
おたがい助け合ってるといった感じね
あたいとレティみたいな感じ?
そうそう(私が中張牌でチルノが端牌だけど)
で、2トイツで十分どっちがメンツになっても頭に困らないから、3トイツがあっても3つ目のトイツが役に立つのはそれ自身がコーツになる場合しかおいしくないのよ。トイツがコーツになる受けは2枚。他のターツや孤立牌と比べてもつまらない受けよね。
「それ自身」とかまるで英文和訳しか普段文章書かない人のような言葉選びのセンスだなあ
余計なことばかり気にしないでよ!
というわけで3トイツ目をもってはいけないということは全く無いけど、メンゼンで棒テンリーチかけたい時なら2トイツの形にして孤立牌を持ったりしたほうがいいケースのほうが多いわね。
じゃそうじゃない場合は?
まずは鳴いてく手なんてトイツを崩すことはほぼないわね。
チーは上家からしかできないけどポンは3ヶ所からできるから、待ち牌が半分でも同等程度ね。
しかもペンチャンカンチャンのターツはトイメンや下家が待ちを切りまくって、テンパイになったときに待ちがショボくなってることがあるけど、トイツはそんなことは基本的に起こらないわ。それにメンツが完成してなければトイトイに発展することもある。
1、鳴いてくときと。
それと近いけど、微妙な手で役牌の重なりなどを待ってる状態。
重ならなかったときにメンツ手に移行できるように3トイツより孤立牌を大事にする打ち方もあるけど、
役牌を重ねようとしてるなら重なったときのメリットを重視してすでに重なってるトイツを大事にするのは有効ね。
2、鳴きたいときと。それはともかくひどい重なり言葉。
うるさいよ!
あとは、
3、タンヤオにもっていきたいとき。
4、安くて遠い手で、3トイツからチートイの芽すら捨てられないような手のとき。
5、すでに4メンツ分のターツが足りていて、少しでもターツを厚く持ちたいとき。
6、2枚切れターツや1枚切れの自身の無いターツを先に処理するとき。
あと、なんかあるかな。思い出したら付け足すわ。
ともかく3トイツ持つならロスを上回るようなセンスある持ち方してね。難しいけどただなんとなく持つのは損よ。
天才的闘牌を見せてやるわ!
そんな例外を除いて大体メンゼンの3トイツなんて崩すほうがいいけどね。
そこで崩し方なんだけど、一番しょぼいトイツを2枚立て続けに落とす手順と、中張牌トイツを1枚外してそこのくっつきを待つ手順があるわね。
その基準は?
ピンフになる手かどうかとか、他の形によって変わってくるわね。
基本は一番いらないトイツを二枚落とす。序盤は特にね。
そしてペンチャンカンチャンとの複合ターツがあるならそこには手をつけないほうがいいわね。
無理やりピンフをつけるときはそれでもトイツを崩す場合もあるけど。
次のテーマにするけどトイツとペンチャンカンチャンの複合ターツはかなりメンツとなることを見込んでいいわ。
待ちも2トイツなら3種8枚とリャンメンに近いくらいの力があるの。
もし端に近い2トイツが両方とも複合ターツとして使われていたら、中張牌トイツを一枚外してくっつきを狙ってみるのがいいかもね。
あとたまにシャンテンがあがって端のシャンポンが残っても意外といい形だなと思えてくることがあるから、そういうときも中張牌のトイツから1枚外す選択がある。
3トイツの処理についてはそんな感じ。
ターツの中でトイツが一番難しいね
ええ。どうしても縦だけじゃなく横も見ないといけなくなるからね。
そしてトイツを落とすかどうかの選択の2トイツ編。
2トイツある状態で一時的に効率が悪化するように見えてもあえてトイツを崩すときがあるのよ。
2枚切れてるとき?
いや、それはもちろんだけど、そんなあからさまな場合以外でも。
まずはリャンメンと特にメンツが少なく、鳴けず、さらにカンチャンなどが多いとき。
これはテンパイする前にどこかのカンチャンが複合するだろうし、そこから端のトイツを落とすくらいなら前もって落としとけって感じね。頭がアンコになっちゃってもカンチャンがスポスポはいってテンパイするよりどこかでトイツになることが多いだろうし。でもこれはカンチャンのほうを払っても悪くないわね。
なんだどっちでも大して変わらないなら適当でいいじゃん。
変わるときも変わらない時もあるから気をつけてね。
あとは役やドラやドラ受けやサンメンチャン等を固定するとき。
シャンポン部分をつもったときの嬉しさがほぼないなら安全牌でも孤立牌でも持ってたほうがいいわね。
決め打ちね!
そんな感じ。
で、他には、タンヤオあるいはピンフを狙いたい場合。以上かな?
なんかなんの話をしていてもタンヤオとかピンフとか出てくるね。
そうね。三色やイッツーはそれっぽい材料がそろってないとできないからね。
タンヤオピンフは作るもの、三色やイッツーは逃すともったいないもの、くらいに思ってるわねぇ。
ニュアンスの違いわかる?難易度が違うのよ。ここらへんも後ほど。
ここらへんでトイツについてはおしまいね。
最後にこれまででてきたターツのメンゼンでのだいたいの順位表を。(2トイツ)
ペンチャン<端端トイツ<外カンチャン≦28と端トイツ<内カンチャン<中張牌のあるトイツ
 <<<リャンメン
当たり前だけどやっぱり牌って中に寄ってるほうが強いわね。

よし、わからなかったら端っこいほうを切ろう。
できればやってほしくないけどね。

あ、思い出した。まだ残ってたわ。
役牌トイツとか字牌トイツについて。
これを明日にもってきましょうか。